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肝斑(かんぱん)のお話 Vol.2

[2017.11.15]

お店からクリスマスソングが流れ、

街の至る所でイルミネーションが輝く時期です。

これは先日、仕事で立ち寄った元祖イルミネーション、

表参道のイルミネーション。

そして我がホーム、辻堂のテラスモール前も

11/12(日)から点灯されたそうです。

こちらは後日、ブログに写真をアップしま~す。

 

こんにちは。

今回は前回(肝斑(かんぱん)のお話 Vol.1)の続き、

「肝斑の治療」についてお話しします。

→「シミ、くすみ、肝斑」

 

前回お話ししたように、

肝斑の原因は

紫外線、お肌の刺激、女性ホルモン

これらによって「お肌に炎症が生じて」

頬・鼻下・コメカミに

地図状の色素斑が浮き出てきます。

 

「お肌に炎症が~」

実はこれが肝斑治療のキーワードであり、

他のシミ治療と大きく異なる点です。

当然ながら炎症が生じている部分(肝斑)に

強いレーザー(=お肌の刺激)を照射してはダメ!

これは今現在でも肝斑治療の大前提です。

 

では具体的な肝斑治療はというと、、、

①トラネキサム酸の内服

②弱い出力のレーザー照射(レーザートーニング)

③エレクトロポレーション(スプリング)

 

トラネキサム酸の内服

肝斑治療の基本。

風邪を引いた際にノドの炎症を抑える薬です。

肝斑ではノドではなく、お肌の炎症を抑えて

メラニン(黒い色素)の産生を抑えます。

地味な治療ですが、確実です。

 

レーザートーニング

弱い出力のレーザーを

短い間隔で複数回照射していきます。

当院では2週間隔で8回程度照射します。

尚トーニングはライムライト(光治療)と異なり、

日焼けしたお肌でも照射できるので、

治療する時期は問いません。

これまで何千人と肝斑の患者様を診てきましたが、

やはりトーニングだけでは肝斑の改善は難しい印象です。

内服の併用か、エレクトロポレーションの併用が

望ましいと思います。

 

スプリング(エレクトロポレーション)

これまでイオン導入でお肌に導入できなかった

トラネキサム酸を導入します。

微弱な電流を流すことで、

大きい分子であるトラネキサム酸を導入して

お肌の炎症を抑えます。

またレーザートーニングとの相性も良いので、

併用をお勧めしています。

 

肝斑は再発しやすく、

治療後も内服を継続していただいたり、

レーザートーニングやスプリングをメンテナンスとして

続けている方もいらっしゃいます。

 

 また閉経して数年経過すると

自然に改善する方が多いと言われていますが、

テニス・ゴルフ・マリンスポーツをされる方は

閉経後数年経っても残りやすい印象です。

 

 以上2回にわたって肝斑のお話でした。

ふぅ~。

 

次回のブログは少し軽めの内容で、、(笑)

ではでは。

 

ラコスタ辻堂スキンクリニック

小澤 剛

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