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肝斑(かんぱん)のお話 Vol.1

[2017.11.11]

シミの診察をしていると、

患者様からよく聞かれます。

「私のシミは肝斑ですか?それとも日光性のシミですか?」

残念ながら、ほとんどの方は両方あります(笑)。

ただ治療の基本は、

明らかに目立つ方から治療を行っていきます。

 

こんにちは。

皆さん、「肝斑(かんぱん」はご存知ですか?

20代後半~50代前半の日本人女性の頬に好発するアイツです。

日光性のシミと違って、

頬や鼻下やコメカミに左右対称に、

そして地図のようにモヤっと出現します。

また目の周りには現れないので、

ちょうど「スキーのゴーグル焼け」のように見えます。

①広範囲タイプ

 

②頬のみタイプ(一番多い)

 

③鼻下タイプ

 ※①+③タイプや、②+③タイプもあります。

 

さてなぜ「肝斑」と呼ばれるのでしょうか?

それは肝臓に原因があるわけではなく、

頬に出現したシミの形が肝臓の形に似ているため、

「肝臓の形をした色素斑 = 肝斑」となったそうです。

 

肝斑の出現には様々な原因が挙げられます。

1.紫外線

肝斑を悪化させる一番の原因。

肝斑は季節によって色調が変わるのをご存知ですか?

夏に濃くなり、冬に落ち着くのが一般的です。

これは紫外線の強さや、紫外線にあたる頻度が影響します。

テニスやゴルフ、マリンスポーツをされる方は

他の方より肝斑が出現しやすく、

男性でもプロ野球選手やプローゴルファーで

肝斑の方を見かけますよね。

(男性はメイクをしないので、かなり目立ちます。)

UVケアは大事です。

 

2.女性ホルモン

女性ホルモンははっきりとした根拠がある訳ではありません。

ただ好発年齢が20代後半~50代前半と、

ホルモンの働きが活発な時期と重なる事。

また妊娠やピルの服用で肝斑が出現・悪化する事から

女性ホルモンの影響が考えられます。

 

3.お肌の刺激

洗顔時やメイクを落とす際に、

お顔を強くこすると肝斑は悪化します。

 

患者様自身の予防策としては、

女性ホルモンをコントロールすることは難しいので、

紫外線と肌の刺激に注意して頂くことが

肝斑の悪化を防ぐ一番の近道です。

 

話が長くなってしまいました、、。

今日はここまで。

次回のブログは今日の続編、

「肝斑の治療」についてお話しします。

 → 「シミ、くすみ、肝斑」

 

 ではでは。

 

 ここで菜園の近況報告。

夏野菜の収穫も終わりひと段落。

先日、玉ネギ苗を植えるため

自宅のプチ菜園を耕しました。

チビ達はいつものように

掘り返された土の中から幼虫探し。

人間の幼虫が、虫の子供を探していました(笑)。

 

夏場に仕込んだ自家製堆肥もいい感じに。

 レシピは刈った芝・もみ殻・米ぬか・牛のフンを

混ぜ合わせて、3-4ヶ月堆肥ボックスに放置するだけ。

 

 

これは今年の春に収穫した玉ネギ君。

玉ネギは収穫してから保存ができるので、

我が家では重宝しています。

 

庭のハイビスカスも頑張ってます!

昨年も地植えで越冬を試みるも失敗。

今年は越冬できるかな、、。

 

ラコスタ辻堂スキンクリニック

小澤 剛

 

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