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形成外科って何?

[2017.09.05]

夏休みが終わって、身体中の筋肉痛も収まり

やっと頭が仕事モードに切り替わってきたこの頃です。

 

今日は私が専門とする「形成外科」についてお話ししたいと思います。

 

皆さん、「形成外科」はどんな病気やケガを診る診療科なのかご存知ですか?

「整形外科」と混同している方も多いかと思います。

「形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献する、外科系の専門領域です。(日本形成外科学会ホームページより引用)」

うーん、ぼんやりしててわかりづらい、、。

 

では身近にある具体例を挙げていきますね。

・顔のケガや骨折、眼瞼下垂症

・手足のケガ、巻き爪

・ヤケド

・皮膚の出来物

・床ずれ(褥瘡)

・乳ガンによる乳房切除後の再建

・美容外科

などなど。

上記以外にも大学病院では頭頸部の再建や、四肢の再建、

先天異常の再建手術などが形成外科で行われています。

 

こうやってみると、整形外科や皮膚科、眼科、耳鼻科、乳腺外科など

様々な診療科と重なる部分も多い「隙間産業」的な役割を果たしています。

(私個人の勝手な解釈です。)

 

他の診療科に比べると医師の数も少なく、歴史も浅いかも知れません。

今後は1人でも多くの患者様の「生活の質 "Quality of Life" の向上」に貢献して、

「形成外科」を知って頂けるよう、頑張っていきたいと思います。

 

小澤 剛

 

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