ダウンタイムについて
ここ1カ月、ブログのネタはラグビーワールドカップ一色。
完全に「ラグビー好きのオッサン」ブログに。
美容とはかけ離れた内容に、閲覧数も激減しています、、(汗)。
ヤバい、ヤバい、手を打たないと。
こんにちは。
週末の南アフリカ戦が待ち遠しい小澤です(笑)。
今回は美容医療でよく耳にする「ダウンタウン」
ん? 間違えました。
「ダウンタイム」についてお話。
ダウンタイム、直訳すると「停止時間」。
美容医療ではレーザーなど照射系治療で絆創膏が必要な日数や、
注射や手術に伴う腫れ・内出血・傷跡などで、日常活動が制限される日数や時間のことを意味します。
施術の種類にもよりますが、半数の方は周りに内緒でやっています(たぶん)。
なのでこの「ダウンタイム」は患者様目線で非常に大事な目安になります。
また患者様のお仕事(人前に出る/マスクの出来るデスクワーク,etc)やライフスタイル・性別によって、
同じ治療でもダウンタイムに個人差があると思います。
ではここでダウンタイムについて、
当院の代表的な施術を例にお話ししまーす。
①シミ治療(ライムライト、アキュチップ)
施術後早ければ当日の夕方からシミが浮き上がって目立つようになります。
(カサブタではなく、お鍋に着いた「細かいスス」のような感じ。)
濃く浮き出る期間は年齢(ターンオーバー=お肌の代謝速度)に比例するので、
・20~30代の方は4~6日間
・40~50代の方は5~8日間
・60代以上の方は7~10日間
が目安になります。
ライムライトを施術した翌日のお肌
細かい「スス」が散在しています。
こちらはアキュチップ照射後2日目
どちらも施術直後からメイクが出来るので、
女性の方には「厚化粧で乗り切ってください。」とお話しています(笑)。
1週間以内に大事なイベントを控えている方は、注意が必要ですね。
ただ男性はメイクをすることが無いので、
話にネタ(?)に周りの方に話している方が多いようです。
②ホクロ治療(QスィッチYAGレーザー、電気焼灼法)
平らなホクロはYAGレーザー、膨らんだホクロは電気焼灼法(削り)で行います。
・YAGレーザーは照射後4~5日、患部を小さな透明なフィルムでカバーしていただきます。
フィルムの上から洗顔もメイクも可能です。
・電気焼灼法は2~4週間小さな絆創膏でカバーが必要です。
この期間はホクロの大きさ、部位によって前後します。
大きいほど上皮化(皮膚が出来る)までに時間がかかりますし、
同じ大きさのホクロでも顔以外(手足や体のホクロ)は時間が必要です。
施術後に貼るテープ。
左がYAGレーザー後に貼る透明フィルム(3~4mmの大きさ)
右は電気焼灼法の絆創膏
※これらのテープは施術後に必要な分をお渡ししています。
③シワ/たるみ治療(ボトックス注射、ヒアルロン酸注射)
ここで問題になるのは刺入部(針を刺す部位)の「小さな青タン(内出血)」です。
もちろん全例ではなく、生じる確率は10%前後です。
腫れることは無いですしメイクも直後からできますので、
万が一小さな内出血を生じてもある程度メイクでカバーできると思います。
なお生じた内出血は、1週間程度で徐々に吸収されます。
※ただし涙袋や口唇のヒアルロン酸は一時的(1~2日間)に腫れが生じます。
④マイクロボトックス、水光注射、水光ボトックス注射
機械(イントロフィル)ではなく、手で直接注射(手打ち)をしていた時代は
膨疹(蚊に刺されたような赤い膨らみ)が必発でした。
イントロフィルの最大のメリットは、施術後にこの膨疹が出ないこと。
もちろん「手打ち」より、注入量や深さを均一にかつ痛みを軽減できるメリットもあります。
なおイントロフィルを使用しても、
当日いっぱいの細かい針跡や小さな内出血が数か所生じることがあります。
⑤メディカルダイエット(BNLS neo注射、脂肪融解注射)
・BNLSは当日いっぱい「腫れぼったい感じ」があり、翌日には腫れも引いています。
だからお顔のダイエットに向いているんです。
・脂肪融解注射は施術後7~10日、小さな内出血、腫れ、筋肉痛のような鈍痛が残ります。
◎最後にダウンタイムの無い施術
・肝斑治療(トーニングレーザー、スプリング)
・リフトアップ治療(ジェネシス、タイタン)
・ニキビ治療(ピーリング、スプリング)
皆様、参考になりましたでしょうか?
年末に向けて人前に出るイベントも多くなりますが、
上記のダウンタイムを目安に治療のスケジュールを組んでみて下さい。
ではでは。
ラコスタ辻堂スキンクリニック
小澤 剛